患者さんとご家族にとって、最善を目指す
根拠に基づく医療を行う

今世の中にはいろんなガイドラインが出ています。例えば、風邪に抗生物質をださない、というのは普通にガイドラインとして言われています。

グレードA・グレードB・グレードCといって、たくさんの研究に基づいて、これは効果があるとか、これはAとして推奨される、これは最善ではないけど次善ぐらいでBと、これは根拠が弱いのでCというふうな根拠に基づいたものがあります。

ですから最新の医学的知見に基づいて最も推奨される最先と思われる医療を行いたいと思っています。

かかりつけ医として、一通り何でもまずは窓口として対処し、更に必要な精密検査や治療が必要な時は、それぞれの医療機関にご相談する、そういう判断能力を持っています。そのために、当院院長は博士号を取り、医学の博士論文を書き、考えられる認定専門医の自分の専門分野は全部取得しています。

プライマリ・ケア医として、地域に根ざした医療を行うという事で、中学校の校医をやっていますし、この地域の地域包括ケアの会議のメンバーでもあるし、更に佐賀では、在宅医療が遅れていたので、「在宅ネットさが」を立ち上げて、地域包括ケアを進めています。それが全国レベルで評価されたので、「在宅ネットさが」が「オレンジサークルアワード2013 Best Education Model of the Year受賞」を頂きました。去年(2017年)は、「地域再生大賞優秀賞」を受賞しました。

佐賀全体の医療連携を深めるという事、医療にとってとても大事な緩和ケアとコミュニケーションが全国的にもまだ、遅れている所なので、そのような教育を行っています。佐賀女子校衛生看護先攻科でも、14年緩和ケアを教えています。そして佐賀大学医学部でも、「がんの告知」を10年ぐらい教えています。「終わり良ければ全てよし」というように、人生の最終段階における医療で大事なコミュニケーションということを、地域に教えています。

本当は、行政レベルが行うとことを、「在宅ネットさが」は、市民公開講座を年2回実施したり、2ヶ月に一回「症例検討会」を自発的に行っています。そういうことで「在宅ネットさが」は、全国的に非常に高い評価を受けているので、このような賞を頂いています。

かかりつけ医としての実践

当院院長は、「日医かかりつけ医機能研修制度」の資格を持っています。地域の中で活動し、そして、窓口を拡げて、どのような患者さんも診るということと、訪問診療をする、教育活動を行うなど、地域の中でいろんな啓発活動を行っています。

消化器とか肝臓だけではなくて、「総合内科專門医」を持っていますので、内科の総合的に診療します。

「プライマリ・ケア医」としても何でも診ますので、専門医でありオールラウンダーでもあります。

かかりつけ医の機能

日本医師会では、かかりつけ医を「なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師」と定義されています。

1.患者中心の医療の実践

2.継続性を重視した医療の実践

3.チーム医療、多職種連携の実践

4.社会的な保健・医療・介護・福祉活動の実践

5.地域の特性に応じた医療の実践

6.在宅医療の実践

 

1.患者中心の医療の実践
患者中心の医療の実践のために、院長は2018年に患者の意向を尊重した意思決定支援のための指導者研修会修了、2021年に本人の意向を尊重した意思決定のための研修会-在宅医療・施設ケア従事者版相談員研修会を修了し、臨床の現場で本人にとっての最善を考える医療を行なっています。また、全国各地でACP:アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)の研修、講演を行っています。

2.継続性を重視した医療の実践
継続性を重視した医療の実践のために、当院は佐賀大学医学部病院、県立医療センター好生館、NHO佐賀病院、JCHO佐賀中部病院などと連携し、紹介及び逆紹介を行っています。
地域においては、地元の大和町地域包括支援センターおたっしゃ本舗やまとで自立支援型地域ケア会議に参加し指導しています。

また、佐賀大学医学部病院、NHO佐賀病院、NHO嬉野医療センターの研修医の研修先として地域医療の研修、また日本プライマリ・ケア連合学会の認定薬剤師資格取得のための研修を行っています。

在宅医療においては、痛みや不快な症状をコントロールする緩和ケアの知識、また高齢化社会においては認知症対応能力、また地域における多職種とのネットワーク、総合病院との連携が求められます。院長は、多数の患者さんの診療と連携を行なっています。当院は佐賀大学医学部病院、NHO佐賀病院、NHO嬉野医療センターの卒後臨床研修施設として、これまで多数の研修医の指導にあたってきました。また佐賀県医療センター好生館をはじめとする緩和ケアの医師たちと普段から密接な連携をとっています。

みんなの幸せを増やす医療のオールラウンダー
消化器病の専門医として開業しましたが、今では地域医療の大切さに目覚めプライマリ・ケア医として地域に密着した「かかりつけ医」として医療を行っています。

消化器系の検査ができます(予約が必要です)

上部・下部の内視鏡と腹部エコー検査は基本的に予約が必要です。
また、下部内視鏡検査(大腸ファイバー)は朝からご自宅で全処置を始めていただき11時頃来院していただき、12時半頃より検査を始めます。
検査時間は約20分くらいですが、その後の安静のため午後3時頃まで休んでいただきます。高齢者の方や検査に配慮の必要な方は朝8時半から来院いただき、当院で前処置を行います。
上部内視鏡検査、腹部エコーとも所要時間は10分程度ですが、内視鏡は前処置に30分ほどかかります。
糖尿病の検査、血糖およびヘモグロビンA1c、PT-INR(ワーファリンで内服中の方用)検査は当院ですぐ検査が可能です。

佐賀大学医学部附属病院や佐賀県医療センター好生館、NHO佐賀病院などと連携

当クリニックは佐賀大学やNHO佐賀病院の地域医療の研修機関でもあり、研修医の指導を行なっています。また、佐賀大学では非常勤講師として「がんの告知」「死とその過程のケア」の講義も行っています。

大学の研修機関でもあり、ここは研修医が修行に来る所でもあります。又、大学で講義も行っています。在宅緩和ケアのプロでもあります。今在宅に関わる「日本ホスピス・在宅ケア研究会」・「在宅医療連合学会」という日本で一番大きな2つの会が合併し、今度そこの世話人になります。
「日本尊厳死協会」の、佐賀会長をやっています。そこの本部の学術研修担当で、死とその過程・人生の最終段階におけるケアのプロフェッショナルであると同時に、日本の中でもリーダーの一人といういみです。

◯英語で診療ができます。外国留学前の数ベージに及ぶ診断書も書いています。

かかりつけ医として(日本医師会かかりつけ医研修修了)

わたしたち医師は、患者さんに信頼される「かかりつけ医」になるべく、これまで以上にかかりつけ医機能を発揮し、誠意をもって、患者さんを包括的かつ継続的に支えていきます。

〇 患者さんに、いつでも、なんでも相談していただけるよう、しっかりとコミュニケーションをとって診察します。診察の結果をわかりやすい言葉で伝え、患者さんのライフスタイルを理解したうえで患者さんと治療目標を共有します。必要なときには、適切なタイミングで適切な専門の医師や医療機関につなぎます。そのために日頃から、地域の医師たちとの対話を深め、患者さんをチームとして支えます。

〇 いつでも安心していただけるよう、かかりつけ医を中心に地域の医師がチーム一丸となって患者さんを支えます。外来へのアクセスが困難な患者さんのために、在宅医療やオンライン診療など、患者さんのそばに寄り添える方法を選択します。

〇 日々、新しい医療技術の研鑽を積み、患者さんおよびご家族とともに最善の治療を選択します。

〇 患者さんの意思を尊重し、ご家族とともに、患者さんの尊厳ある生き方を支えます。

〇 予防接種や健康診断を担い、生活のこと、仕事のことも含め幅広く患者さんおよびご家族からの健康相談を受け、必要なときに適切な医療につなげます。

〇 患者さんの主治医意見書の作成をはじめ、患者さんの希望を受け止めて、地域の介護サービスや福祉サービスにつなぐなど、地域包括ケアシステムの中で求められる役割を果たします。

〇 患者さんがもっとも安心・安全かつ効率的に最善の医療に到達できるよう医療のデジタル化を進めます。患者さん個人を守ることを絶対の条件として、また、地域の方々がより効果的に予防・健康づくりを進められるよう、医療情報を活用します。